1953-05-27 第16回国会 衆議院 通商産業委員会 第2号
○石原政府委員 これらの物資は、原則として、輸入ニツケルにいたしましても、タングステンにいたしましても、モリブデンにいたしましても——タングステン、モリブデンは、これは鉱石を入れまして国内で製造をいたすわけでございますが、原則として政府の緊要物資等特別会計というので輸入をいたしております。
○石原政府委員 これらの物資は、原則として、輸入ニツケルにいたしましても、タングステンにいたしましても、モリブデンにいたしましても——タングステン、モリブデンは、これは鉱石を入れまして国内で製造をいたすわけでございますが、原則として政府の緊要物資等特別会計というので輸入をいたしております。
第一の種類は割当配給の統制をいたしておるものでありまして、これが現在のところ輸入ニツケルと、コバルト、フエロタングステン、フエロモリブデン、この四つの種類につきまして割当配給を実施いたしております。
○説明員(石原武夫君) これは別に細かい点が若し御必要でございますれば資料で御説明いたしてもよろしいのでございますが、例えば輸入ニツケルにつきまして、その資料にちよつと数字が出ておりませんので、甚だ細かくなりまして恐縮でございますが、例えば自助軍用の点火栓については十七トン、各種の電球については三十四トン、それから積算電力計につきましては十七トン、それから自動交換機については十四トン、手動交換機につきましては
現行統制物資のわが国内における需給事情は、輸入ニツケルを除きましては、特に需給逼迫していると思われる物資はないと考えられます。
○栗山良夫君 そこで問題になるのは、この前あなたは、輸入ニツケルの製錬価格を決定する法律案の中に、裸値段で特需向けに放出をいたしたい、それは低廉な価格を以て放出することにより特需品の価格を国際価格へ鞘寄せをするために是非とも必要である、こういうことを随分力説をせられたわけであります。
○栗山良夫君 そうしますと、実際に国内製錬を行い、且つ企業の保護のために特殊の積立金をいたしますために、今後はなるべく高い値段で売りさばきたいというニツケル製錬に対する法律案の考え方のほうが、私はウエートが重くなつていると思うのでありますが、この前、緊急物資の売拙いに関する法律案においてあなたは、輸入ニツケルについては成るべく安くて、そうして国際価格に鞘寄せをしたい、こういう工合に力説せられましたその
また特需と民需につきましても、それは何といつても、こういうやり方による特需輸入、ニツケル輸入というものは、結局はこの法案による売払いによりまして、一部の特需生産には不利にはならないかもしれませんが、その反面において、もはやニッケルあるいはニッケル原料というものは、一般の民需用に入つて来ない。
それは今度の輸入ニツケルの融資関係であります。つまりニツケルの輸入代金の問題でありますが、これについては援特を通じてやるというお話があつたわけでありますが、特にこれは国家財政でまかなうというところに今度の法案の趣旨があるわけです。その点われわれとしては非常に重大な問題だと思いますので、はつきり説明願いたいと思います。
○委員長(深川榮左エ門君) なお輸入ニツケル対策につきまして通産省振興局長より発言を求められておりますからこれを許可いたしたいと思います。